サイハテの手記

どうぞゆっくりしていってね!

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Apple Watch2を買いました

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先月末、38mmのApple Watch2を買いました。

ちょっと今更感もあるかもですが、買ってみたら結構べんりだったので簡単にレビューしようかなと思います。

 

先に結論をいうと、身の回りのことがかなりラクになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【便利なところ】

 

1. suicaiPhoneをかざさなくても、Apple Watchで改札を通れる

 

手首で軽くタッチしただけで改札通れるので、わざわざiPhoneを出す手間がはぶけるぶん移動が身軽になりました。

なるべくなら手ぶらで移動したい、ズボンのポケットにiPhone入れとくのが窮屈って思ってた私。Apple Watchを導入したってそんなに差ないだろなって思ってましたが、改札手前で「iPhoneださなきゃ」とか考えなくていいし、もたもたしないので楽になりました。
他にも荷物多くて両手ふさがってる時とか、手首をかざすだけでいいのでスムーズに通れます!これは結構たすかりました〜^^

 

 

 


2. iPhoneをなくしてもApple Watchからすぐ呼び出せる

 

私、よくiPhoneが行方不明になるんです。。
大抵は家の中にあったり近くにあったりで大事にはならないのですが、雑誌の下に隠れてたりカバンに入ってたりが多くて、そのたびに"iPhoneを探す"を起動し、探した時間のわりにめちゃめちゃ近くにあって「私なにやってるんだ...」って疲れるのが多かったんです。

でもApple Watchだと、ホーム画面をスライドしてiPhoneのアイコンをタッチするだけで呼び出し音がなるので、探すのがすごく楽になりました。なくしても「お、どこかな?」って、探すことを楽しむ余裕ができました。

 

 

 


3. 電話やLINEが来たら音と振動で教えてくれる

 

携帯から音とか振動でるのが結構苦手だったんです。無音状態でわかるのが理想で、なるべく目の届くところに置くようにはしてるのですが、それでも意外と気づかなかったりします。

Apple Watchは基本Bluetoothで連携させて使うもので、iPhoneに通知が来ると連動して音と振動で教えてくれます。これで通知を見逃すことがかなり減りました。

 

 

 


4. リマインダーでメモいらず

 

なんかね、できもしないのに買い物とか丸暗記でいく癖がありまして...(笑)
もちろんできないので2〜3個は買い忘れするし、下手したら寄る予定だったお店もスルーしてしまったり、メモに書いても忘れる事態が起きたりでけっこう大変だったんです(どんだけだよ)

 

基本、入力は全部iPhoneからになります。iPhoneで入力したものがApple Watchに表示されるので、それを使って買い物や予定の管理をしています。
たとえばiPhoneを家に置いてきたとしても、同期はされているのでそのまま使えます。帰宅時など、iPhoneが範囲内に入った場合に最新の情報に更新されるみたいです。

 

 

ちなみにApple Watchを買ってから知った、リマインダー自体の素晴らしい機能があって。びっくりしたんですけど。なんと項目ごとに場所指定ができるんです。

たとえば「出かけた帰りにTSUTAYAにDVD返そ〜」っていう予定をリマインダーに場所指定で入れておけば、TSUTAYAの近くに寄ったときに教えてくれるんです!これは結構びっくりしました〜...!

 

japanese.engadget.com

 

 

 

 

5. マップもApple Watchで確認

 

たしかに画面は小さいですが、拡大縮小もできますし、やっぱり手ぶら感があっていいです。iPhoneだと両手ふさがっちゃうし、持ち歩き、出し入れが煩わしい時があるので、これも楽になったポイントです。特に自転車乗ってるときとか、チラ見で確認できて結構便利。

でも腕ずっと見てると前見えないので、その辺は歩きスマホと同様の危険度はあります。気をつけながらね、見ようね。

 

 


6. 歩数計が意外とたのしい

 

これぜんぜん重視してなかったのですが、歩いた距離や歩数、消費カロリーが自動で測定されるので、つけ始めると手放せなくなる感覚があります。
いちおう目標設定みたいなのがあって、それが意外とこなせそうなものが多いので、ずっとつけていたくなるし、ちょっと動こうかなって気にさせてくれます。

あとApple WatchGPS搭載なので、ウォーキングモードなどに切り替えて運動した後は、自分がどこを歩いたのか、どの部分でスピードが落ちたのかなども色別で確認できるので、見るのけっこう楽しいです。

 

 

 

 

 

7. 水洗いできる!

 

これ、夏の時期は大助かりです!
Apple Watchってバンド部分が密着してるので汗かきやすくて...でも水泳に使えるくらいなので、本体ごと水洗いしても大丈夫!

石鹸がつくのはよろしくないらしいのですが、水で洗うだけでも十分汚れが落ちるので、気になる時はジャブジャブ洗ってます^^
排水のときに音出ちゃうけど、洗える時計って結構きもちいいですよ!

 

applewatchjournal.net

 

 

 


8. 文字盤に好きな画像を設定することができる

 

自分で描いたイラストとか、推しの画像とか設定できますね!
私はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの主人公、スターロードのイラストを壁紙に設定してます。スターロードまじかっこいい...でも映画のほうのファンです。なんか全然関係ない話でごめんなさい。

 

marvel.disney.co.jp

 

 

 

 

9. 体調管理しやすい

 

Apple Watchは手首から色々検知してるので、心拍数や、どれくらい座りっぱなしだったかを自動で計測してくれます。
ずーっとデスクワークしっぱなしのときに「座りはじめてからもうちょいで1時間経つぜ!座りっぱ良くないからちょっと立とうぜ?1分くらい柔軟しようぜ?」みたいなことを教えてくれます。
最初は「え〜いいよ〜...」くらいに思ってましたが、体のことを考えてなんだかんだ立って柔軟したりするようになりました。ストレッチパワーーー!!!

 

www.youtube.com

 

 

 

 

10. いちおう通話できます

 

近くにiPhoneがある状態で、Bluetoothで繋がっていればそのままApple Watchから電話が出られます。ただ、向こうの音声も筒抜けになるので「あとでかけなおします!」などの緊急用かなという印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

【物足りないところ】

 

1. LINEのメッセージの確認はあまり期待できないかも

 

なんでだろう、あまりうまく連携できてないんですよね...Apple Watchで確認しようとすると既読扱いになってて「新着メッセージはありません」の表示がほとんどです。
Apple Watchで確認できるのはあくまで新着メッセージだけなので、既読してしまったら確認できません。連携うまくできてないのもあるけど、ちょっとタップが多かっただけで確認したとみなされて、見れてないのにすぐ既読になったりするので、手元にiPhoneあるならそっちで見て返事したほうが早いかなって思います。

 

 

 

 

2. 文字入力、どうだろう

 

これは私の個人的な感想になってしまうかもしれません。意見分かれそう。

Apple Watch搭載されているSiri自体は優秀です!言ったことはだいたいそのまま文字にしてくれます。ただ、個人的にはあまり使う機会が...わたし的には逆に不便なんです、Siriでの入力。時間がかかっちゃう。

Siriに話しかければ文字入力の手間ははぶけますが、話して認証する分時間がかかるので、だったら打ったほうが早いや〜って思っております。

 

 

 

 

3. シアターモードがすこし弱い

 

よく映画に行くのでシアターモード使うの楽しみだったんです。でも実際に使ってみたら解除が簡単すぎて逆効果でした...
解除方法が「画面をタップ」なんです。これ、映画見て普通に過ごしてたら自然にApple Watchに接触するんですよね。気づいたら光ってたっていう場合の方が多かったので、今は素直に電源おとすようになりました。こっちのほうが安心!

 

 

 

 

 

あとこれ、サイズについてちょっと思ったこと!

 

Apple Watchの大きさを決めるポイント】

 

実は主人が今月誕生日で、主人も限定モデルの方を欲しがっていたので思いきってプレゼントしました。昨日届いたばかり!ふんぱつした!喜んでくれた!

自分で38mmをしばらく使ってみたあとで、主人の42mmのApple Watchをみて思ったのは「画面でかくていいなー!」でした。
いいなー!それいいなー!

 

42mmはたしかにちょっとでかくて、表示領域おおきい分よそから画面丸見えなのですが、とにかく見やすい!目に優しいです。でもちょっと主張つよいかな。時計っていうよりApple Watch感が強いです。

38mmはちょっと小さくて、42mmと比べると、まあ見づらいといえば見づらいです。でも、普段使っているぶんにはそんなに小ささ気になりません。慣れもあるのかもしれないですね。
あとはあまり主張しない分、見た感じ時計要素の方が勝ってるので、さりげなく身につけられます。控えめに使用したい人にはこっちのほうが合ってるかなと思います。

 

 

 

 

 

総合的に見ると、便利・ラクになった部分の方が圧倒的に多いです。特に私みたいな忘れもの多い人にはぴったりですね...普段の生活がよりラクになりました。いま紹介したのは大まかな機能で、ほんとはもっと色々はいってます。
あと予定多い人、通知多い人はにはおすすめです!便利ですよー!

 

でもあれですね、まだどうなるかわからないけど、Appleの新作発表がだいたい秋なので、いま7月なので、ゆるめに購入考えてる方はあと数ヶ月待ってからでもいいかもしれません。
もしかしたらApple Watch 3が出るかもしれないけど。でも出ないかもしれない。わかんないけど。

なんかこのレビューで私のポンコツさを露呈してしまった感が否めませんが、もし参考になったらうれしいです!

 

www.apple.com

 

 

 

 

 

※おまけ

この記事のトップに貼ったApple Watchの写真、実は加工後なのです。加工前はもうTwitterにアップしちゃったんだけど、よくよく見たら文字盤とベルト部分のほこりがすごかったのでphotoshopでコンテンツに応じさせる魔法を使いました。ちょっとはずかしいけど載せちゃう!
べんりー!フー!

 

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先月撮った写真のApple Watchがほこりだらけでも大丈夫!そう、photoshopならね!
(どうしても言いたかった)

 

 

www.adobe.com

 

 

【3DCG】blenderをさわってみた

 

私はけっこう何でもやりたいほうでして、CGもちょっとやってみたかったのでこちらの本を購入しました。

 

 

 


3DCGつくるのなんて専門学校以来…!
LightWaveというソフトを使ってローポリ制作(カクカクしてるCGね)はやったことあるのですが、その当時は全然うまくできなくて軽い自己嫌悪起こしたりしてました。笑 

 

買う前にもっとよく知ってみたい方は著者のブログも参考にされるとよいかと思います。3DCGもイラストもクオリティ高いので、どのページを見ても目が喜ぶ感じです。

 

 

cg.hatenablog.jp

 

 


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1. 箱くまをつくる

 

f:id:sainomeproject:20170519131634p:plainここまで1時間半〜2時間くらい

 

 

操作はけっこう直感的な気がします。拡大縮小とか。
位置調整を細かく設定したいときは、右側のプロパティで数値入力もできますよ。

 

基本のショートカットが難しいかもしれませんが、だいたいのキー配置は英単語になぞらえて設定されていることが多いので、ある程度できたら保存しつつポチポチいじってみるといいと思います。
例えば拡大縮小はscaleだからSキーとか、回転は英語でrollだから、Rキーを押すとぐるぐる回せるとか…このへんはAfterEffectsにも通じるものがありますね。

(ほんとはrollじゃなくて"Rotate"らしいけど、うん、だいたい!インスピレーションでやっていこー!)

 

あと意外だったのが、右クリックめちゃくちゃ使う!
アングル変えたりするのに使います。これはもう慣れですね。
数字キーも使う頻度かなり多いです。数字キーで上下左右動いたりするので、ストレスフリーで操作したいならテンキー買ったほうがいいです。いじりやすさがかなり変わると思います。


ちなみに私はペンタブユーザーなのですが、特に問題なく操作できてます!

 

 

 

 

 

2. 色つける

 

f:id:sainomeproject:20170519141250p:plain部位選択して、色つけて、ほかのパーツを順次作った色に切り替えるだけ

 

昔みたいな影強め・コントラスト強めCGじゃなくて、デフォルトでマットな質感なのはいいですね。ほんとに基本的なことしかやってないのにかわいくなっちゃうのもすごい。箱くま、奥が深い…

 

 

 

 

 

 

3. ポーズつける

 

f:id:sainomeproject:20170519142207p:plainなんてことない雨粒ですが、アングル違いで鼻水に

 

 

 

腕の角度を変えようとすると、腕のオブジェクトを中心にして回転してしまうので、肩を中心に回したい時は起点を変える必要があります。
私はどうしても肩から動かしたかったので、こちらの記事を参考にしました。

 

Blender:オブジェクトのPivotポイントを変更する - devlog [naru design]

 

  

 

 

f:id:sainomeproject:20170519145632j:plainおわかりいただけただろうか…

 

 

草はらを駆けてるような感じにしたかったのですが、平面敷いてみたらすごくのっぺりしちゃったので、ちょっと応用して雨粒を足してみました。UV球に円錐を重ねただけ。

UV球はそのまま使うとカクカクしてるので、『ツール>シェーディング>スムーズ』を選ぶとツルっとしてくれます。フラットを押せば元のカクカクに。

円錐もスムーズにしたかったけど、影が出ちゃって消せなかったのでそこはひとまず置いといて先に進むことに。

 

 

 

 

 

 

4. レッツ・レンダリング

 

f:id:sainomeproject:20170519145829p:plain所要時間はトータルで3〜4時間くらい

 

こんな感じになりましたー!いやーすごい!
何がすごいって特に何もやらずに影つくしマットだし!ほんと色つけただけで複雑な設定は特になし。しかもこれ、本でいうとチャプター1。Blenderいいね、手軽にできるね!
覚えて趣味にするもよし、頑張ったら仕事にもできちゃうんじゃないだろーか。なあーんてねムホホホ

あとやっぱり本が優秀かな。この本楽しいよ!
チャプター2ではガラスの質感をやるので早く進めたいです。

 

 

補足なのですが、冒頭で紹介した本は基本操作の詳細を一部端折ってあります。なのでわからないときはググりつつ、基礎を網羅したい方はこちらも合わせて買うといいかなと思います。

はじめよう!作りながら楽しく覚えるBlender | 大河原浩一 |本 | 通販 | Amazon

 

 

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Blender、思っていたよりもラクにできたので、これからちょこちょこ勉強しようかなと思います。勉強というか、なんかね、Blenderをとおして『作る=楽しい!』をもっと味わいたいな!色々作れるようになりたい!

 

Blenderは無料でダウンロードできるので、やってみてはいかがでしょうかー^^
日本語化も切り替えるだけなのですごく簡単にできますよ!

 

 

www.blender.org

 

blender-cg.net

 

blender-cg.net

 

展覧会「画と機」に行ってきました。

 

昨日は主人がお仕事お休みだったので、ふたりで「画と機」に行ってきました!
ファッションデザイナーの山本耀司さんと、画家の朝倉優佳さんの展覧会です。

 

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入口から部屋に入ってすぐ目に入るのが、この天井の隅に設置されたライト。これがもう宝石みたいにすごくきらきらしてて、しばらく見とれてしまって。
上を見上げて、そのまま目線を下げると青白い光が足元に走っていてすごく綺麗でした。

こういう直線的な光ってあまり見たことがなくて、しかもそれが部屋中を直線的に貫いてるからすごくかっこいいんですよね(*´ `*)

この彫刻2体もまじまじと見て、なにで出来てるのかなとか、ここの黒は何かなとか想像しながら、時には戻ってまた見返して。
じっくり観察して想像するのが好きなので、時間をかけて見ていきました。

 

 

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この絵画がまたかっこいい
色が綺麗なのはもちろん、両側から覗くのもとても楽しい。
絵の具が乗ってる面と、アクリル板のフラットな面の差を観察するのがとても楽しい。

 

 

 

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そして驚いたのが、この影。
2枚手前の画像見るとわかりやすいかもですが、片方はカラー、もう片方はモノクロなんです。凄すぎる。
展示物だけじゃなくて、照明も見所たっぷりです。

 

 

 

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暗い部屋を抜けると一気に明るい空間に。
幻想からリアルに引き戻されたような強烈な印象で、壁面には大量の絵、フロアには針金と流木でできたオブジェが服を着て佇んでいます。

 

 

 

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それぞれ動きや表情があって面白いんですよー!
この人は何を考えてるのかなとか、横に座って目線を追ってみたりとか。
もちろん手は触れちゃいけないけど、側に寄ることはできるので、かなり近くで観察したりしました。

 

 

 

 

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この写真じゃ少し分かりづらいかもしれませんが、この左側に伸びてる腕がハットを持っていて、こんなふうに下から覗き込むと!覗き込むと!

帽子をかぶせてもらってるみたいになるんです〜!(って勝手に思ってるだけだけど笑)

これがもう楽しくて、何回も下をくぐってヒョコヒョコ動いたり写真撮ったりしてたから、だいぶ変な人だったかもしれません。
でも後悔はしていない。とても楽しかった。

 

 

 

 

 

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いやーこの辺もかっこよくて
ここのゾーンには非常灯があるのですが、そこの両隣にふたつずつ絵が足されていて。
なんだかストーリーに見えたので、ここのオブジェたちにも物語があるのかもしれません。
服から人物を考察するのもね、楽しいよね。

 

ほかにも見どころたくさんあって、窓にペインティングしてたりとかね。黒い紙に黒い絵の具でイラスト描いてたりね。服もたくさんあってね。
あとは床に落ちる影とか、光が何を演出しているかを考えながら進むとより楽しいかもしれません。

山本耀司さん、朝倉優佳さんの展示エリアの先には更にまた別の展示もありまして、それもまたかなり面白いのでアートに触れたい方にはぜひおすすめしたいです!
展覧会の出口、廊下をすこし進んだ先にはカタログも売ってますよ!これがまたかっこいーの!こちらは最後に紹介します!

 

 

 

なんかさー、アートって不思議だよね。
考えてもいいし、考えなくてもいいし。
それはもう受け取った側が好きにとらえていいよーっていうの、すごくいいと思うんです。

だから感じ方は人それぞれで、たとえそれが発信者側の意図と違ったとしても、その思想を拘束されずに、自由でいていいよって許してもらえるのって、私はなんだか居心地よくて。それってあったかいけど、ロックだしクールだと思いませんか。
この展覧会、自分が予想してた以上にはまりました。
今後の人生に影響しそうだなあありがたや…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そ、そして

 

私たち夫婦は

 

このあとめちゃくちゃレアな体験をしてしまうのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展覧会を見終わって外に出て、先ほどのカタログが売ってるお店に行ったんです。
カタログかっこいいな、あっこんな本もあるわすごいわ面白い〜ってお店の中を見ていたら、主人が誰かとお話ししておりまして。
お仕事関係の方かなと思って、それで「家内です」と紹介されて色々お話をお伺いしていたら

 

 

なんと

 

 

 

 

 

 

 

 

その方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展覧会の照明を担当した、照明デザイナーの藤本晴美さん
(国内外を飛び回って活躍しておられる物凄いお方なのです)

 

 

 

なんでも、主人とは仕事の関係で、2日前に打ち合わせでお会いしたばかりだそうでして。なのでお仕事つながりではあるんですけど、もう、すごいんです。藤本晴美さん、オーラが全然違うんです。
ファッションもものすごく洗練されててかっこいいのはもちろん、パワーが全然違いました。自分がハムスターだとしたら、藤本さんはこう、「大気」って感じなんですよねもうスケールとか次元が全然違う方でした。目の前に神様が現れてらっしゃるような感覚で。すごかったです。素晴らしかった。

しかも、とても気さくな方で。笑顔も素敵。終始にこやかにお話されていて。
小動物のようなちっぽけな存在の私とも、目を見てお話しして頂いて、とってもありがたかった。

しかもしかも展覧会のカタログまでプレゼントして頂いて「私、奥さん大事にする方だから!」と、何と私に直接手渡してくださって、本当に本当にありがとうございました。主人共々、とても感謝しております。たくさんエネルギーもらえました。
あの時間、あの場所が、とても輝いていたように思えます。きらきらしてた

 

帰りに旦那さんと「もし5分でもずれてたら出会えなかったんじゃ」という話になって、また心がじんわりしてきたり。
不思議な出会いでした。
どうかまたお目にかかることができますように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、カタログについてご紹介します。
内容は展覧会に行って見てほしいので、仕様だけご紹介します。めちゃくちゃ豪華でかっこいいです。
エディトリアルフェチさん、紙フェチさん必見です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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なんと!!!

バインダー!!!!!

攻めてるー!!!!!!!


この発想なかなかできません。かっこいい。予想外すぎました。
(うしろに写ってるのは袋です。袋もちゃんとデザインされててカッコイイ)

 

 

 

 

 

 

しかもすごいのが、

 

 

 

 

 

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紙が紙質が

 

 

作品に合わせるように、紙もそれぞれ違うのです。サイズも作品によって違う。
バインダーの特性がものすごく良く活かされています。かっこよすぎる。

中にインタビューも入ってます。これまたかっこいい。私もそう生きたい。
もっと面白いことに首突っ込みたい。なんだか力がわいてくる。

 

これはね、やられるでしょう。欲しいでしょう。お金を出したくなるでしょう。
(私はこれを"投資"と呼んでいます)

これをもう一冊買うのもいいけれど、せっかくなのでヨウジヤマモトの服をまずは1着買ってみようと思いました。
きっとこういうのが大事なんだ。

 

 

 

 

 

 

 

新しいものに触れるとき、慣れてないぶん少し体力がいります。
自分の中の何かひとつを持っていかれそうになる。
でもその代わりに、何かひとつが自分のものになる。
同じものにずっと触れていれば、すり減らないし疲れません。
でも、だからこそ、たまにはいい機会だと思って違うものに触れてみる。
そういう余裕を、自由を、自分に持たせておくことの大切さ。
そして、そこから挑戦していくこと。新しいものにたくさん触れること。
この「画と機」は私にまた新しい何かをくれたように感じました。

だから、まずは服を買う!
その服を"新たな感覚"として私に取り入れることからはじめよう!

ネットじゃなくてお店に行って、目で、手で、自分に合うものを選んでこようと思います。

 

 

【解決?】PSPにゲームをダウンロードしたかったけど詰んだ

タイトルそのままです。あー悔しい…!
私はどうしてもPSPでFF8をやりたいのに!!orz

 

結論から言うと全く解決していません。なので読まなくてもいいかもしれない。
(※後日談... いま考えても未だに原因がわからないのですが、次の日ふつうにDLできました。ですが、もし他の要因でお困りの方の為に、この記事を当時のまま残しておこうと思います。参考になれば幸いです...!)

 


事の顛末はこちらです。
長いので、お急ぎの方は一番下までスクロールしてください。

 

***

 

 【マイストーリー - どうしてもPSPでFF8やりたい編】

1. FF15をクリアし、その後の考察などを読んでいて、そのスレで「そういえばFFシリーズってハッピーエンド少ないよね」っていう書き込みを見つける

2. さらに「FF8はハッピーエンドか否か」の論争が続く

3. 調べてみると、プレイ当時中学生だった私にはわからなかった「とある説」を見つける

4. めっちゃやりたい!FF8めっちゃやりたい!!!!!PSPに入れていつでもどこでもFF8をやるんだ持ち歩くんだーーーーーい!!!!

 

***

 

【システム編 -バッドエンド】

環境 : PC → iMac OS 10.12.2(Sierra)
     ネットワーク → ポケットwifiメイン(事情があって無線LANはサブ)

 

1. PSPにゲームをダウンロード(以下DL)するにはPlayStation Storeに接続する必要がある。サービス自体は2016年に終了しているが、ダウンロードリストは生きているのでそこから落とせば問題ない。

2. 一度は接続できたものの、その後エラーコード(80431064)が出てきて接続できなくなった。アカウント管理にも繋がらない(確かアカウント管理からもDLできたはず)

3. インターネットブラウザーはなぜか確認できる。ネットに繋がってる。据え置きの無線LANもいけたけど両方ともストアには繋がらなかった。

4. 電源を落として再起動してもダメ。電源落としてから数時間後に起動してもダメ。バッテリーを一度外して付け直してみてもダメだった。
なのでネットワークからDLするのを諦める。PCからもDLできたはずなのでそっちの線でいくことに。

5. まずSONYのサイトにログイン、PCにゲームデータをDLした。

https://account.sonyentertainmentnetwork.com/liquid/cam/media/media-list.action

(リンク先からサインインすればゲームのダウンロードリストが見られるはずです)

6. PSPを『設定→USB接続』に。でもここで問題がひとつ…
すでにDLしてある他のゲームと、上記リンクからDLしたファイルの形式が全く違う。なんか変だ。データを移動させてもFF8が認識されなかった。

7. 色々調べてみたら入れ方が複数あるらしい。
ひとつはMedia Go。でも残念ながらサービス終了していた…

Media Go、一部機能削除のお知らせ | プレイステーション® オフィシャルサイト

8. もうひとつは『コンテンツ管理アシスタント』というAppをPCにDLして、そこからあれこれする方法。
PS Vitaとかの記述しかないけど、PSPも一応アクセスはできるみたいなので、そこからFF8を入れられないかやってみることに。

コンテンツ管理アシスタントをインストールする | PlayStation®Vita ユーザーズガイド

9. Win/Mac対応だ!期待高まるー!

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10. Appをインストール後にダブルクリックして開くが、Mac特有の「ボンッ」という弾かれた音がしてアプリが開かない。なぜだ。

11. よくよく見る。上記で最新版って書いてるのにOS Sierraの記述がない…うそでしょ…

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12. 落ち込みつつも、まだ諦めきれなくてマイアカウントを見てみた。そういえばPSPは登録してなかったので『機器の登録』をぽちっと押してみる。

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13. お…?これもしかして接続できたらここからどうにかできるんじゃないの?
ワクワクしながらPlaystation Network DownloaderをPCに入れる。

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14. オーーーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!orz

f:id:sainomeproject:20170112183723p:plain

 

 

***

 

というわけで、結局どうにもなりませんでした…orz
色んなたらればが頭をよぎります…。私がWinユーザーだったらとか、そもそもストアに繋がっていたら、とか…
この私のツイテナイ感な条件も書いておくので、同じ方がいましたらお気をつけください。とほー。

 

  1. PSPからPlayStation Storeにアクセスできない
  2. PSPを再起動しても症状が直らない
  3. Macユーザーである
  4. MacのOSが最新(Sierra)である

 

ここまでこじれる人は少ないと思いますが、もうあまりにも悲しすぎて誰かの役に立てばと思って書いてみました。
私は成す術ない感じに終わってしまったけど、もし私と同じ条件の人で問題解決できた方いらっしゃいましたらご一報いただきたいです。できればTwitterアカウントの方がお返事早いので、そちらに来てくださればもっと嬉しい!

SAI|イノメサイ (@sainomeproject) | Twitter

 

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【後日談】

 

次の日の朝、試しに接続してみたらストア復旧してました。。
色々調べるために使った時間返しqあwせdrftgyふじこlp

でもこれでやっとPSPでFF8できる!やったね!(開き直り)

 

 

2017がはじまった


明けましておめでとうございます。イノメサイです^^
今年もよろしくお願いいたします。

 

あのね、私、いっこ決めたことがある!

さいごにブログ記事を書いたのが去年の5月だったのね。夏も秋も冬も、書きたい書きたい〜と思っていたのに、それでもやっぱり書くところまでいかなかった。
ひとつは、書こうと思ってるうちに時間がたちすぎて、自分自身や世の中の旬が過ぎてしまったこと。もうひとつは、見られることを意識しすぎて軽い気持ちで書けなくなってしまったこと。

あんなにゆるくゆるーくやろうとしてたのに、やっぱりTwitterで記事書きましたよーって流しちゃうとちょっと緊張感がでてしまった。なので今年は記事をツイートしたりしなかったりでやってみようと思ったのでした。

 

 

あとね、これも似たようなことなんだけど、上の決意に合わせてブログのスタイルもちょっと変えようかなって思う。
見て見て!っていうのじゃなくて、誰かがふらっとここに流れついて、こうなんだ、ああなんだーっていう、ブログのスタンス自体をひと昔前のものに戻してみようかなと思います。

どこかの記事でこんな言葉があったなあ。「昔のブログなら、ただメッセージボトルを海に流しているような感覚でそれを書いたり読んだりしていたのに」って。私はそれに戻したい。求められたときにただそこに在るような存在でいたいので、そうしようと思います。
あとね、投稿する時に見直すのもやめる。時間かかっちゃうから。まず更新を最優先にします。誤字脱字至らない表現等お許しください。

 

***

 

えーっと、せっかくだから去年のことをすこし振り返ってみようかな。

 

去年は結婚と引越しがあって(しかも大移動)、このふたつの大きな出来事がたった1年のなかで動いたのはけっこう印象的でした。節目の年というか、大きく動いたなーって年になりました。
旦那さんとはもう数年くらい一緒に暮らしてるから、生活も特に変わりはないけれど、お互いにどんどん預けられるものが増えてるので、このままゆるーく楽しくいられたらいいなーって思ってる。

未だに仲良くさせていただいてる専門学校時代の先生と昨年末にお食事したんだけど、先生はもう結婚して10年以上経ってて、どうですかーってお聞きしたら「どんどんラクになってるよ、楽しい!」っておっしゃってたので私もそうなりたいです。楽しみ〜^^


仕事面はねぇ、うまくできなくて悔しい思いしたこともあったけど、これいいねとか、評判良かったですって言って頂けたのも多くて、それが本当に有り難い。お褒めいただくとありがたい気持ちになります。心のなかで「こちらこそありがとう〜」っていつも思っていますよ。

それに、できることも増えました。というより、苦手意識減らせた瞬間が多かったかも。

映像制作のエフェクトの話なのですが、私はカメラツール(※1)とパーティクル(※2)が苦手で、いっつも「うう〜苦手だな〜」って思いながら作ってたんです。苦手だから出来上がるのも遅くて。でも映像制作者としてはこのふたつが出来ないとかなり痛い…ものによっては使用頻度かなり高いツールなんです、できるとできないとじゃ全然ちがうくらい^^;
でも今年の映像制作では積極的に取り入れて、自分のやりたいこと提案したいことに臆せず盛り込んで。そしたら結構慣れてきて。自分で勝手に難しがってただけなんだなっていうのがよく分かりました。

メッシュワープ(※3)もね、昔After Effectsの勝手がまだよくわかってないときに使って「一応作れたはいいけど、もし直しがきたらやばいな〜…」っていうことがあってから怖くて仕方なかったのですが、慣れたらとっても有用ツールだったのでびっくりしてしまいました。もうメッシュワープ好きになってきた。あんなに綺麗に仕上がるとは知らず…!結構便利なエフェクトでした。

 

 

(※1)カメラツール…After Effects(以下AE)内で擬似的にカメラワークを作り出すエフェクト。
(※2)パーティクル…AEに標準で入っているものだとParticle Systems IIなど。モコモコしたものやキラキラを出すエフェクト。
(※3)メッシュワープ…ゆがみツールの動画版。絵を歪ませて動きをつけることができる。R18指定のゲームはこれを使って揺らしてるとかどうだとか。

 

***

 

そしてはじまる、2017年!
とりあえずやりたいことを10個あげます。

 

1. まんまるさんのワークショップに行く
2. 自分が今までやったことない印刷にチャレンジする
3. 今年も映画100本観る
4. 落語を見に行く
5. 眞踏珈琲店に行く
6. 京都行きたい
7. 自分のイラストの服を作る
8. Blenderをさわってみる
9. キャラクターを最低1体作ってコンペに出す
10. 今まで描いた絵のどれかひとつを完成させる

 

まんまるさんは印刷工房。落語は旦那さんの影響で。眞踏珈琲店はTwitterきっかけで。服はひとまず絵垢で始める。Blenderは無料の3Dソフト。です。

私はもうとことんゆるくやらないと、自分で気にし過ぎて首が締まっちゃうタイプのようなので、とりあえずこんな感じで。
ゆるい目標ばっかだけど、全部できなくてもいいの。ちょっとできただけでも前進してることには変わりないから、諦めたりさえしなければいい。でも1と2は同時に叶ってしまいそうだなぁ、型を使う印刷はまだ未経験なのだ。

 

というわけで、2017年1発目のブログでした。
これからは役に立つこと、立たないこと、公私混同で更新いたします。

 

 

 

【一眼レフ】神社で出会ったおじいちゃんがカメラマンだった

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一眼レフを買ってから、一年が経ちました。

カメラを買ったきっかけは、道内旅行。
コンデジは持っていたのですが、いろいろな土地をめぐっていて、その素晴らしい景色を見ているうちにコンデジでは満足できなくなっていきました。

 

 

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「もう我慢できない!一眼レフ欲しい!」と思うきっかけになった場所(最北の地・稚内の宗谷丘陵)

 

f:id:sainomeproject:20160505021813j:plain宗谷丘陵にはものすごい本数の風車があります。写真右奥に立っている白いのもそう

 


この場所に出会って、意を決して購入。一眼レフを買ってもう一度ここに来ようと決意。
私にとってはかなり高い買い物でしたが、まったく後悔してません。むしろ買って良かったって未だに思ってます。
(購入したカメラについては記事のさいごにご紹介します)

 

 

最初はいじり方もよくわかってなかったし、あんまりいい画が撮れなかった。
今回は、一眼をはじめてすぐに出会ったおじいちゃんの話をしようと思います。

 

 

去年のGWに、お世話になっているWEB会社さん主催のお花見に行ってきました。

札幌のお花見で有名な場所に北海道神宮があります。
ここのすごいところは、桜が見られるだけでなく、神宮周辺の大きな公園で焼肉やってもジンギスカンやっても怒られないところです。なので、桜の時期になると人と煙でごっちゃになります。

そこに買ったばかりの一眼レフを持って、練習も兼ねて社員のみなさんが肉を焼く姿を写真に収めて楽しみました。

 

 

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ね、すごいでしょ?人と煙でしょ?

 

 

f:id:sainomeproject:20160505022556j:plainリアル花咲爺さんいてびっくりした。この服装で個人的に毎年来てるんだそうな。

 

 

肉の会が終わって会社のみなさんと解散して、そのまま帰るのがもったいなかったので、神社を見て回りながら写真の練習をしていました。

 

 

f:id:sainomeproject:20160505023040j:plainいま見るとうーんなアングルの写真多い

 

 

そのまま境内に入って神社の写真を撮っていると、おじいさんに話しかけられました。「君、カメラやってるの?」とか、そんな具合だった気がします。眼鏡に白髪まじりの、片足を少し引きずっているおじいさんです。

私が「まだ買ったばかりなんです」と答えると、おじいさんは神社の写真を撮る私についてまわって、カメラアングルやフレームに何をおさめるべきかを話し始めました。

実はこのおじいさん、元々テレビ局でずっとカメラマンをやっていたというすごい方だったんです。一眼レフを始めて早々、すごい人に出会ってしまいました。

 

このおじいちゃんのカメラ講座を、これから余すところなく書いていきますよ!
写真を撮るとき、プロが一体何を捉えているのか、面白いのでぜひ見ていってくださいね。

それでは、講習スタートです。

 

 

 

 

 

1. 人にはマネできない、おもしろいアングルを探す

私がただ普通に構えて写真を撮っていると、おじいさんがこう教えてくれました。

「普通のアングルで撮ると、普通の写真になっちゃうよ。」
「だから僕らプロはね、人とは違う視点を探すんだ。例えばカメラを地面に置いてみたり、わざと木のすき間から撮ってみたりするんだよ」

 

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やばいなにこれもう面白い

 

ただし、生身のレンズでこれをやると傷がついて大変なことになってしまうので、必ずレンズフィルターをつけて下さいね。
フィルターは何千円かで売ってるので、これで数万円のレンズが守れると思えば安いものです。写真を撮るだけで普段と違う雰囲気が出せる、色つきレンズもありますよ。

 

 

 

 

2. ストーリーを見つける

おじいさんが「カメラマン紹介するよ!こっちおいで」と、膝の痛みをかばいながら、境内の中央まで私と歩きました。そこにいたのは男性と女性のカメラマンさん。2人とも礼装です。

「この2人は結婚式の写真を撮っているんだよ」と、おじいさん。

 

男性カメラマンさんはおじいさんの部下?なのか、頭が上がらない様子。とてもにこやかで、私にもとても親切にしてくれました。
女性のカメラマンさんは、おじいさんの娘さんでした。動画を撮影しているようで、テレビ局のようなカメラを肩に抱えていました。ハキハキとした、芯の強さを感じる女性でした。

 

おじいさんは私を紹介してくれて、私も簡単な自己紹介や名刺を渡したりしました。色々話しているなかで、その男性カメラマンさんがふいに「ちょっとここにしゃがんでみて。ここから撮ってみてごらん」と言いました。それが、この写真です。

 

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そこには、椅子がただ並んでいます。刺繍の入った、折りたたみ式の低い椅子。まだ誰もいない、でも、ここに全員が座るのを待っている椅子。
ここは式を終えた新郎新婦とその家族が、写真撮影で座る場所だったんです。

 

カメラを構えてすぐ分かりました。そして興奮しました。
「すごい!この人たちは、私には見えないものが見えている!!」
こんな場所、なかなか撮る機会ない。そう思って、後悔しないために何度もシャッターを押しました。

 

画角の美しさだけを重視している人は、きっとこういう撮り方には気づきません。
その画に、時間の概念を加える。未来や過去という『時間』を画ひとつでどう伝えられるか。そこにもプロとアマとの違いがあるように感じました。

 

 

 

3. 風景は朝と夕方で撮るに限る

朝や夕方は太陽が傾きます。なので、影が立体的に映ります。
逆に昼に風景を撮ると、光の方向が真上から降り注ぐことによって影のつき方が平面的になってしまうので、立体感が出ず、あまりグッとくるものが撮れづらいそうです。曇りのときも同様なんだとか。
なので、昼や曇りのあいだは影があまり影響しない接写で撮影するといいそうです。

 

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昼撮影。輪郭がパキっとしすぎるし、情緒が伝わりづらい画に。用途によって使い分けが必要かも。

 

 

f:id:sainomeproject:20160505035313j:plain朝夜撮影。趣や佇まいなど、画以上に気持ちや感情を呼び起こすものが撮りたいなら昼以外がおすすめ。

 

 

4. プロとアマの違い

その男性カメラマンさんから聞いた話です。

「今はカメラも性能が良くなってきていて、昔よりもいい写真が撮れやすくなっています。なので、素人さんでも、いいカメラを使えばそこそこの写真が撮れる時代です」
「だから僕らプロは、センスで勝負するんですよ。この結婚式の写真も、普通は全員をフレームに入れて真正面から撮るけど、僕はあえて斜め横から撮ることにしているんだ」

そういえばおじいさんにも「カメラを斜めに傾けて撮ってごらん」と言われました。私はそのときコツが分からなくてうまく撮れずに「うーん」って言われてしまいましたが(苦笑)、普段とは違う視点を探したり遊びを入れてみて、常識破りなアングルを探すのも周りと差をつけるひとつの手なのかもしれません。

 

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斜めに撮るの、難しくてほとんど練習してません… せ、せめて、しゃがんで撮ったやつを…

 

 

 

 

5. 邪魔な部分は切る

おじいさんが最後に教えてくれたのがこれ。
余計なものはなるべく入れない。入れたいものはひとつにしぼる、ということでした。

 

この「余計なものを入れない」は、要はトリミングです。
これから撮る場所のどこを切り取ってフレーム内に納めるか。主役の邪魔になるようなものは入っていないか。もし邪魔なものが入り込みそうだったら、それをどうやってフレーム外に出すかを、撮影する前に「目でトリミングしてからシャッターを押す」ということでした(これ、かなり大事です)。

 

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左:周辺の木が映り込みすぎて池のインパクトが弱くなっている
右:池を中心にズームして周辺の木をフレームアウトさせたので、池そのものに注目しやすい

 

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これは逆の手法。のれんをくぐったような印象を与えたいので、あえてのれんを見切れさせている

 

 

 

もうひとつの「入れたいものをしぼる」も大事です。
フレーム内に主役を2つ以上入れると、その写真を見る側の人はどっちに注目したらいいか分からず、本当に伝えたい部分や見せたい部分がかすんでしまう。だから伝えたいものには順序をつけて、どこを一番見てほしいかを決めて、その部分が主役になるようにすると、ストレートに心に響く写真が撮れるそうです。

 

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左:被写体が多すぎるし、目線が普段見ている視線と似てるせいで画が平凡に
右:大きさや奥行き、撮影する高さを変えるなど、工夫することで面白みが増す

 

 

 

 

おじいさんも、紹介してもらった2人のカメラマンさんも、本当にとても良い人でした。特におじいさんは膝が痛いにもかかわらず、小さな石段の段差によろけながらもつきっきりでカメラのことを教えてくれました。
お礼と挨拶をすませて境内を出て、時計を見ると2時間も経っていました。初対面の私にそれだけの時間と親切をくださったこと、未だに感謝しています。すごく素敵な出会いでした。

 

私はその帰り道、神社のまわりで更に1時間粘って自主練しました。さっきもらったばかりの優しさを、結果にして残して帰りたいと思ったからです。それが、この写真です。
光の漏れかたと葉のしずくの瑞々しさが伝わる写真をなるべく追求して撮りました。シャッター切るときはブレないように息を止めてるので、ゼエゼエ言いながら撮ったものです。

 

 

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ちゃんとそれっぽく見えてますでしょうか

 

 

私があのときおじいさんに出会ってなかったら、もっと写真の撮り方も違ったかもしれません。うん、絶対に違う。もっと撮り方の幅が狭かったと思います。

あの出会いから一年経って、この全部を活かしきるのはまだ難しいけれど、写真を撮るとつい夢中になって、時間が経つのを忘れるほどカメラが好きになりました。

 

長くなってしまいましたが、これからカメラをはじめようと思っている方、もっと上達したいと思っている方に参考にしてもらえたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

さいごに

そうだそうだ。すっかり忘れていました。私が買ったカメラの話。
私は、本体はCanonのEOS 70D。レンズはタムロンの広角-望遠用レンズを使っています。16-300mmズームです。

 

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AFが優秀、動画も撮れる。Wi-Fiで遠隔操作でシャッター押せるし、カメラから携帯に直接画像を送れて最高


 

カメラは手の出しやすい初級機から、プロ仕様の上級機まであります(ちなみに私のは中級機)。
私が勝手に考えていることなんですけど、この初級機から上級機の違いは自由度なんじゃないかなって思っています。

 


初級機は操作が簡単で、オートな部分が多いから、設定が決まりきっているぶん安価。だけど、細かい部分はいじれない。かゆいところに手が届かなくてモヤモヤする感じ。

逆に上級機はいじれる範囲が広すぎて、全部自分で調整しなきゃいけないし専門知識も必要になる。精密な分、値段も高い。ただ、努力次第では自分の理想に限りなく近い写真を撮ることが出来る。勝手にそんな風に思っています。ご参考までに!

 

 

それと、レンズはピンからキリまでありますが、私の買ったこのレンズ、かなりおすすめです。
だいたいの接写からずばーんとした風景まで、これ一本で撮れちゃいます。ほんと便利です。

 

もしメインで撮りたい写真が室内じゃなくて外だったら…
レンズが何本かあっても付け替えるのに時間や手間がかかるし、重たいので持ち運びで体力奪われます。しかも、付け替え途中で本体に致命的なゴミが入った場合、高額なカメラだとそのゴミを取るだけで数万円かかる場合もあるそうです。
でも、使うレンズが1本ならこれを全部解消してくれます。

 

なので、料理の写真も風景の写真も、私はこのレンズ1本で全部撮ってます。ちょっと値は張りますが、値段以上のはたらきをしてくれます。
Canonの純正レンズではないですが、有名なレンズメーカーさんで電器屋さんにも置いてあるので、気になる人はぜひ試してみてほしいです。

 

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!^^