サイハテの手記

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めちゃイケ最終回

今日、22年続いたテレビ番組「めちゃ×2イケてるッ!」が終わってしまった...

 

 

私は昔、かなりのテレビっ子で、TVBros.というテレビ番組の雑誌を買ってもらって番組欄に何度も目を通し、一週間の大体のスケジュールは把握してますよってくらいテレビ好きだった。その小学生の頃に好きだった番組が、学校へ行こう!めちゃイケだった。

それからずっと、成人するぐらいまでは見てたと思う。数取団ヨモギダもスタンプショー(デッキブラシのやつ)も爆烈お父さんも小西Pもシンクロも、書ききれないくらいだけどもう大体ぜんぶ好きだった。
「近くへ行きたい」も好きでした。今でもたまに口ずさむ。

 

 

でも、5年前くらいから、めちゃイケだけじゃなくてテレビを見ること自体が少なくなった。

働き出して疲れてたのもあるけど、やっぱり自分の好きなテレビがどんどんつまらなくなっていってるって、何となく感じていたからだと思う。やっぱり過激な時代のバラエティの方が好きだったなぁ。
それに、私がめちゃイケを見なくても次の世代の若い人たちがきっと番組を見てくれてるんだろうなと思ってた。だから見なくても大丈夫だし、きっとなくなったりはしないだろうと。

でも、ちがったのかな。だからこうなってるってことなのかな。
めちゃイケが終わる日が来るなんて思ってなくて。こんなことならもっと見ておけばよかったな〜なんて思ったり...でももう、どうにもできない。

 

今日の最終回を見て、今までそばにあって当たり前だったものが、これからもずっと続くと思っていたものがふっと消えてしまったような感覚。自分の世界の一部を照らしていたライトが、気づいたら外灯ごとなくなってたみたいな。取り戻しようのない喪失感が今もまだ漂ってます。

もうほんと、HuluとかNetflixとかでやればいいのにな...と思ったけど、もっかいやったってもうあの時のめちゃイケは戻ってこない、きっと別物だろうなって思うと、もうほんと前を向くしかないね...そういうタイミングだったのかな。でもなんだろう、分かりたくない、やっぱりそんなの知りたくない...

 

 

最終回ですこし驚いたのは、メンバーの中でひときわ輝いていた岡村が、実は孤独と緊張のなかで22年間も戦い続けていて、メンバーも知らない苦しみと信念をずっとずっと抱えながら番組を支えていたという事実。

岡村が『楽しみな気持ちでレインボーブリッジを渡ったことが実は22年間一度もなかった』って言ったときの、メンバーの驚きと涙ぐむ岡村が印象的でした。岡村は元からキラキラしてたんじゃなくて、きっと人一倍努力してたんだろうね...驚きました。青春って言葉も素敵だった、胸打たれました。

懐かしい企画もたくさんあった、笑い疲れた。皮肉もけっこうあったね。
加藤浩次が揚げたてのイカリングを背中に乗せられて、のけぞって落ちたのを自主回収(食べた)したときに岡村が『これでコンプライアンス問題ないやろ!』なんて言ってて、こんなフレーズ出てくるバラエティ、やっぱ攻めてていいなって思いました。

 

 

 

私は完全にめちゃイケ世代だったので、自分の中ではバラエティのトップで、土8が楽しみで仕方なかったです。大人になってからは見なくなってしまったけれど、それまで毎週毎週たっくさん笑わせてもらいました。

めちゃイケ、本当にありがとうございました。